博物館の協力

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兵庫県立 人と自然の博物館(三田市)

この総合学習では、博物館の先生方に指導してもらえて本当に良かったと思います。学校での学習とまた違って、博物館には詳しい資料や標本もたくさんあるし、専門の先生方からアドバイスを受けられるからです。
2000年
1. 5月19日 博物館から橋本先生と坂田先生に学校へ来てもらって、竹筒トラップの作り方やハチの話を聞いた。
2. 6月28日 博物館と京都の宕陰中学校と兵教大附属中とを結んで第一回テレビ会議を行った。ぼくはハチが入り始めた竹筒トラップの写真を見せながら発表した。
3. (7月30日) 家族で博物館へ行った。
4. 10月20日 第二回テレビ会議を行った。ぼくは、デジタルビデオカメラで撮影したドロバチの交尾の様子を見せながら発表した。

博物館や大学の先生方からの感想やアドバイス(先生方の許可をもらっています。)

sennsei02.gif (1778 バイト)博物館の坂田です。
 ホームページをゆっくり見させてもらいました。
これまでの観察の努力もさることながら、地域的なハチの活動日の変化や、気温との関係を調べてみた所など、なかなかやるなあと思いました。
 

 あとは、親戚のうちと自分のうちの周囲の状況を比べているところも価値があるのではないかと思いました。今の時点では、まだ周囲にある植物とハチの生態との関係はよくわからないかもしれませんが、今後、ハチ達が何を利用しているかが解ってくると、周囲の植物や昆虫を調べたことが役に立つときが来ると思います。
 

 内橋君はハチについての情報がいろいろ蓄積してきたと思うので、今後は周囲の環境を見る目も違ってくると思います。花のところで観察していると、竹筒に入るハチもやってくるのも解ると思いますし、ハチが狩っていた昆虫を重点的に調べてみることもできますね。
 
 疑問やアイディアを出してみることや、それを確かめるために情報を集めたり、並べ替えたりすることで、未知であったことが、だんだんとわかってくる楽しさを感じているのではないかと思います。
 また、新しいテーマや疑問も出て来るのではないかと思いますが、是非それをまた追求してみて下さい。内橋君が研究を進めていく過程を、見せてもらうのを楽しみにしています。

 以下はアドバイスというか、細かいことで、こうしたらいいかなと思ったことです。

 アメダスのグラフの中に、それぞれのハチの営巣日や発生期間などが描き込んであればあればもっと見やすいかもしれません。

 他の学校のアメダス情報も手にはいると良いですね。本当に温度なのか? 単に西から東へ向かう流れなのか? あるいはハチの種類が違うのではないか? など、いろいろ要因はあると思います。
 
 どのハチがいつ入ったかのグラフやリストがあったら見やすいかな。

 日付順に並んでいる観察結果は、それでいいのですが、例えばオオフタオビドロバチとか、オオハキリバチとか、種類ごとに並べて、その種類についてわかったことや疑問に思うことがまとめてあるページがあると良いなあと思いました。

 来年も研究を続けるのであれば、来年の研究計画や具体的な目標みたいなものを立ててみると良いと思います。今、何を知りたいとか、どんな疑問があって、それをどうやって明らかにしていこうかとかそう言う計画を練っておくと来シーズンが楽しみになると思います。

 研究や調査の進め方については、内橋君の思うとおりにやればいいと思います。何か行き詰まったことや、どうしてもこれをしたいのだけれど、やり方が解らないと言うようなことがあったら、また相談して下さい。

それでは。

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坂田宏志

姫路工業大学 自然・環境科学研究所 生態研究部門
/兵庫県立人と自然の博物館 生態研究部

 

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ホームページ見ました。
すごいですね。研究者レベルの観察力です。
あんまり,すごいので,竹筒トラップを研究している他の大学の先生にホームページを見るようにメイルしておきました。

 ハチの活動とアメダス情報の関係を調べるとは,なかなかやりますね。単に,博物館との遠隔授業の成果にとどまらない,立派な市民科学者のレベルの内容です。
 そこで,小生のからの提案ですが,もし可能なら,観察結果やデーターの解析,感想だけにとどまらに、竹筒トラップ調査のすすめ(面白い点やはまるところ),おすすめの調査の方法などをページにアップしてはいかがでしょうか。

 授業の成果発表にとどまらないページに改良してもらったら,このページのアドレスを,ミュージアムスクエアーの情報バーザルのコーナーに単独でアップしたいと思います。このコーナーは,市民科学者達の活動や成果を見てもらうために設置したもので,今のところ工事中です。是非,その第一号に掲載できればうれしいです。

以下に,神戸女学院大学の遠藤先生(カリバチの専門家)かのメッセージの一部を添付します。

> 見ました。すごいやっちゃなあ。中1でここまでできればたいしたもんです。
> --
> 遠藤 知二
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HASHIMOTO, Yoshiaki 橋本佳明
Assoc. Professor of Phylogenetics /Curator in Entomology
Division of Phylogenetics
Institute of Natural and Environmental Sciences,Himeji Institute of Technology
Museum of Nature and Human Activities,Hyogo

 

 

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東北学院大学工学部@郷右近です(ごうこん,と読みます)。

 はじめまして。
 今回,人と自然の博物館の坂田先生,橋本先生および神戸女学院大学の遠藤先生か ら,内橋くんの観察したハチ類のホームページを是非,見ることを勧められました。
 昨日,早速アクセスして見ましたが,正直なところ仰天しました。それは,オオフタオビドロバチとオオハキリバチの基本的な生態観察が必要最小限に 記録されているからです。専門の研究者でも,ここまで素直に2月半にわたって継続 的に観察することは容易でないからです。
 

 私もオオフタオビドロバチとの本格的な付き合い(生態研究)は,かれこれ10年く らいになります。また,昨年は大学の卒業研究の一つとして,学生と一緒にデジカメ でメスの一生をデジタルビデオに収めました。その他,竹筒トラップを佐渡と沖縄県 の西表島に500本以上セットし,その内の約半数の巣の中身を可能なかぎり記録(エ ンピツによる記録紙への書き写し)しました。これら記録をもとに,オオフタオビドロバチの一生をあらゆる角度から検討を加えて行きたいと考えてます。
 

 実は,このハチの本当の生態は今もって分からないことがたくさんあるためです。 もっと正直に言うと,10年前に調べて分かったと思っていたことが,詳しく調べれば 調べるほど色々な疑問点が「わんさか」でてきたからです。

 今回の内橋君のページで最もうれしかったことは,私も見逃していた野外での交尾 現場を確認できたことです。とても貴重な記録です。

 二番目にうれしかったことは,ハチの活動開始時期をアメダスの記録から予想した点です。オオフタオビドロバチは元々,熱帯地方が起源のハチのため,正に活動開始 温度は20℃以上でないとできないハチです(これは,7年前に実験室内で証明してます)。


 ここから,ハチは本州では青森県まで生息範囲を拡大できた理由はなにか?,という疑問が生じてきます。つまり,北上するほど活動開始時期が遅くなり,青森では7月末から8月初めでないと巣づくりができないことになります。事実そのようです。
 
 つぎに,ホームページでの記述の誤りがありましたので,お知らせします。
1)交尾後,オスはメスに殺されてしまう→このようなことは生じません。何かの聞 き違いでしょう。
2)天井にぶら下がって卵を産みます。→筒の床面に背中を置いて腹の先を持ち上げ て卵を天井に押し付けて産みます。

 最後に,お願いがあります。
この研究を今後も続けられるかどうかは別にして,今年,観察記録したものをノートに全て書き取って残すことを是非お願いします。その際,観察した事実(できれば年月日,時刻が残っていれば最高です)を半ページに書いて,残り半ページに感想や疑問点をメモする,と言うのが整理しやすいと思います。
 
 貴方は,天性の観察力が備わっているようように感じられましたので,今後も自然科学の色々な面白い点に興味を抱かれて幅広く勉強することを期待しております。

 ハチ類に関して分からないことがありましたならば,どうぞ連絡下さい。

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郷右近。

 

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附属中の藤原です。

観察記録、結果、考察など実によくまとめてあり、特に考察の視点のするどさに驚きました。

他の地域の観察結果から活動と気温に着目した点、また雨量との関係、考察しているときに出てきた疑問点を博物館の研究員、大学の研究者に問い合わせ、それをもとにして自分なりの考えをまとめた点など、どれを見てもすばらしいものです。

次にお願いがあるのですが、条件が同じであってもハチが入っている場合とそうでない場合があり、それは環境のちがいであると書いていますね。その環境とは何であるのかが具体的に書いてありません。

そこで、その環境の一つである植生、すなわち植物の種類に着目すれば、何か原因がわかるのではないかと思います。

地域の植生図は、生物多様性情報システムにアクセスすれば見ることができます。アドレスは
  http//www.biodic.go.jp/J-IBIS.html
で、地域の自然を調べるをクリックして地図検索で見たい地域をさがしてください。

それから、ホームページの表紙のところにカウンターをつけてください。

中学校のホームページにリンクします。


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   藤原  俊幸    
  
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専門の先生方や附属中の藤原先生からメールで感想やアドバイスをもらえて、とてもうれしいです。どうもありがとうございました。参考にしながら観察やホームページ作りをがんばりますので、これからもよろしくお願いします。

 

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