| 1.道路が整備されていない時代に、人や馬で1俵ないし2俵ずつ運んでいた年貢米も、船を使うことによって、一気に数十倍も運べるようになった。 |
| 2.しかし、闘龍灘のように船の行く手を阻むような難所があり、人々は一旦荷物を降ろし、船を岸へ引き上げて運び、再び川に船を浮かべなければならなかった。 |
| 3.そこで阿江与助のように、民衆と共に一生懸命川の開削に取り組む英雄が出てきた。 |
| 4.スムーズに加古川を上下できるようになった高瀬舟は、内陸部の米や木材を海の玄関口、高砂まで運び、空っぽになった船に塩や肥料や日用品を積み、むしろの帆を立てたり、縄で引っ張ったりして戻ってきた。 |
| 5.加古川には、当時11ヶ所の河の港、河岸があり、荷物の積み下ろしや乗組員が泊まったりして賑わっていた。 |
| 6.そうした河岸の賑わいが流域の産業や町の発展をもたらした。 |
| 7.高瀬舟のルーツは備前(岡山)の吉井川で、それを見た角倉了以が東へと広めていった。 |