2003年5月4日(日曜日)
磐田市(いわたし) 静岡県

【掛塚灯台と風車】

明治30年(1897年)に建設され、105年間遠州灘を航行する船を見守ってきた「掛塚灯台」が2002年1月18日に約800m西のこの位置に移築されました。今や灯台と風車が竜洋海洋公園の2大シンボルとなっています。

江戸時代に、江戸・大阪と天竜川流域の物資の中継港として栄えた港町、竜洋。今、天竜川が遠州灘に注ぐ河口の東側に広がる竜洋海洋公園では、プール、カヌー漕艇場、テニスコート、オートキャンプ場等のレクリエーション施設で多くの人たちが楽しんでいます。

【風車のプロフィール】

 ・IHI(石川島播磨重工)- NORDEX社(ドイツ)製 1900kW 1基
 ・ローター直径 : 80m
 ・タワー高さ : 60m

発電した電力は「竜洋海洋公園」内の各種施設に供給するほか、余剰電力は中部電力へ売電するそうです。
【国内最大級の風車】

旧竜洋町がNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助を受け、2003年3月に完成したばかりの国内最大級の風車。

遠州灘からの海風を受けてゆったり回転する様子は、大空に舞う巨大な白鳥のようでした。
【竜洋しおさい風力発電所】

御前崎のページで説明したように、どの風車にもカットイン風速とカットアウト風速が設定されているのですが、この風車のカットイン風速も約3.5mで、僕が撮影した時の風速は3.0mだったので、発電出力は0kWでした。


しかし、まわりは障害物もなく風当たりの良い場所なので、もう少し強い風が吹けば、一気に発電量が増えると思います。

年間予想発電量は標準家庭約1200世帯分の消費量にあたる約400万kWhに達し、これによるCO2の削減量は年間約1320tになるそうです。
【遠州灘とモーターパラグライダー】

風車の前(南側)には、このように砂浜と遠州灘が広がっています。
突然、エンジン音が空から聞こえてきたので見上げると、写真のようにモーターのついたパラグライダーを楽しむグループが、あっという間に頭上を通り過ぎていきました。

普通のハンググライダーやパラグライダーと違って、山の上から飛ぶ必要はなく、平地から離陸できて、高速で自由に空を移動できるのが特徴です。

このような「風の楽しみ方」もあるのだなと思いました。